私は、理学療法士として2005年から医療保険・介護保険での訪問リハビリに従事し、月に延べ100件以上、多い月には150件以上の訪問を経験してきました。
訪問していたのは、脳血管障害で麻痺がある方や変形性関節症で痛みのある方、パーキンソン病などの神経難病の方など様々な疾患でリハビリが必要となった方々です。
年齢も幅広く、0歳児の小児から100歳を超える方まで訪問させて頂いていましたが、その大半は介護認定を受けた65歳以上の方でした。
そのような方々にリハビリをさせて頂く中で、リハビリが必要となる前の身体の強さ(身体予備力)や運動習慣がリハビリの効果に影響すると感じ、そこから、元気な時の身体づくり・健康づくりの必要性・重要性を改めて感じるようになりました。
そもそも、リハビリテーションとは、疾患などで低下した身体機能を回復することを目的としています。
何かしらの疾患があるので、医師の指示を受けて医療保険や介護保険(介護保険では廃用性身体能力低下もリハビリの対象となります)を利用して、理学療法士などの専門職の下で安全で自分に適した運動(リハビリ)をすることができるのです。